2005/02/21

わが家の醤油差し



別にデザインにこだわっているわけではないのだが、醤油差しっていうのは、尻漏りしては困るわけだ。
というわけで、わが家の醤油差しは、「岩城ガラス」の醤油差しを愛用しているのだが、最近、ヒビが入ってしまい、尻漏りどころか、ヒビ割れ部分から醤油が漏れてきてしまった。
愛用している醤油差しというのは、化学実験用具っぽいデザインで、丁度、三角フラスコと滴瓶を合わせたようなデザインになっている。
結婚と同時期に購入したので、かれこれ6、7年前になる。この6、7年の間に衝撃的な出来事が起った。岩城ガラスが旭テクノグラスと合併してしまった。そのせいかどうか知らないが、ここ最近、同型の醤油指しを店頭で見かけることはなくなってしまった。
じゃあ、別の尻漏りしなさそうな醤油指しを買えばいいじゃないか、とも思うのだが、なかなか素敵なデザインの醤油差しというものが見つからない。何より、 この岩城ガラスの醤油差しの機能、デザインに惚込んで購入しただけあって、わが家の醤油差しはこれじゃなきゃいけないのだ。
ドイツのVidrafocというメーカーも同形状の醤油差し(ドイツだからビネガーポットかな)を販売しているらしいが、どうも日本で購入することができ なそうだ。このメーカーは、何やら試験管だのフラスコだのを作っているメーカーらしい。そんなメーカーが作る醤油差しだ。劇薬なんかが尻漏りしちゃ困るだ ろうから、しっかりと作っているに違いない。
途方に暮ていると、Webで「岩城ハウスウェア」という会社を発見。どうやら、ここで扱っているらしい。デッドストックになっていなくて重畳の至り。しか し、つい最近まで近所のハンズなんかで扱っていたのに、それが消えてしまったわけだから、いつデッドストックになるかわからない。早速、4つ購入決定。お そらく、還暦を向える頃まではこの醤油指しを使えることだろう。

醤油差しなんかは、よくグッドデザイン商品になっていたりするのだが(あのどこの家庭にもあるキッコーマンの醤油差しもグッドデザイン商品だ)、どの商品も、尻漏りしそうなデザインなのである。醤油差しの一番の機能っていうのは、「尻漏りしないこと」なのだ。

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