ダッチってのは、オランダのことである。
だから、ぼくは、水出しコーヒー、ダッチコーヒーってのは、オランダ発祥で、オランダのカフェでは、水出しコーヒーってのが当り前のように出てくるものだとばっかり思っていた。
オランダ帰りの義母さまにうかがったところ・・・。
「水出しコーヒーなんて、なかったわよ。エスプレッソばっかりよ」
おそらく、おそらくだが、ローマ帝国が進軍した際に、ダッチコーヒーを追遣り、エスプレッソを台頭させたに違いない。
「ダッチブールってパンも見掛なかったわよ」
オランダのパンってのは、すべて、ダッチブールだと思っていたのに、なんたることだ。
新宿中村屋のダッチブールと、水出しコーヒーで、なんとなくオランダ気分を味わっていたのだが、このオランダ気分が音を立てて崩れていった。
じゃぁ、世界中のどこで水出しコーヒーってのは愛飲されているのだろう。ヨーロッパあたりは、ほとんどがエスプレッソ方式だし、アフリカ、トルコあたりでは、煮出すやり方だ。
もしかして、ぼくはものすごくマイナーな方式でコーヒーを煎れているのではないだろうか。
でも、水出しコーヒーで煎れた方が、ドリップ式やエスプレッソ式に比べて、豆の甘みが出てとてもまろやかな口当りになるような感じがする。
しかし、飲むまでに6時間かかるのが少々難ありだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿