2004/12/20

リーダーシップの危機

 犬ってのは、群れで行動するので、リーダーを中心に厳格な順位を決めているらしい。
我が家では、やはり家主の僕が1位だろう。Jacquesもきっとそう思っているに違いない。で、2位は家内、3位にJacques。これが順当なランキングだろう。
  しかし、最近、このランキングに破綻が生じ始めてきた。僕が夜勤のとき、家内は実家にJacquesを連れて帰っているのだが、そこには、僕のリーダーの 地位を脅かそうとする思わぬ伏兵が潜んでいたのだ。家内の父親である。「お父さんがリーダーの地位を狙っているにちがいない」家内が言うには、実家では、 父親がJacquesを従え、しかも、Jacquesもまんざらでもないような態度らしいのだ。
 こ、これはまずい。僕が今まで築き上げてきたリーダーの地位が脅かされそうだ。亀の甲より年の功。犬とはいえJacquesにも年輩者の風格が理解できるらしく、義父のほうがリーダーとして適任と判断したのだろうか。

いままでのランク
  1位 僕
  2位 家内
  3位 義父
  4位 義母
  5位 Jacques

現在のランク
  1位 義父
  2位 僕
  3位 Jacques
  4位 家内
  5位 義母

僕がリーダーとしての尊厳を守るためにも、ここはビシっとJacquesに「誰がおまえの生活を守っている」のか教え込まねばいけない。トレーニングと称した地獄の特訓メニューを組んでやろう。

 「独裁者の孤独」ってのをほんのり感じてしまった。

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