2007/01/15

ニキシー管時計作成日記 その5

有形のものから有形をつくり出すのは、それほど難しいことではありません。例えば、基板とコンデンサ類が既にあって、それをくっつけるってのは、それほど難しくはないのです。しかし、形のないところから形を作るってのは、難しいねぇ。というわけで、これが図面。ふつーの箱型にして天板部分にニキシー管の穴を空けるっていう簡単な箱にしました。
 さて、次の問題は、「素材」「加工」です。我が家にあったプラ板は、以前シリコン型取りした時の流し型に使った奴なので0.5ミリという薄い素材です。これで箱を作るのは難しいので、素材を購入することにしました。さて、東急ハンズにはいろんな素材が転がっています。木、ステンレス、アクリル板・・・。なによりも穴開け加工しなくてはいけません。ステンレスってのは加工は難しいし、金属なマテリアルってのも、イメージとは違ってきます。木は加工しやすいけれど、そんなぬくもり豊かな素材ってのは性に合いません。加工しやすいってなると、やはり樹脂素材です。中でも、発泡塩ビはある程度やわらかさを持ち合わせているので、加工しやすそうです。というわけで、発泡塩ビの3ミリ厚に決定。
 次なる問題は、穴開けをどうするか。ニキシー管の直径が約2センチ。我が家のドリルビットは直径5ミリまでしかありません。なぜか、リーマーはあるので、5ミリで穴開けた後、リーマーでぐりぐり穴を広げて20ミリまで空けるのもいいのですが、綺麗に仕上げることができるか不安ですし、なんか途方もない作業になりそうで、20ミリのドリルビットを購入しました。有り合わせの物で工面して作業できないこともないのですが、やはりちゃんとした工具を使って作業すると時間も見ためもよくなるものです。

で、箱が組みあがりました。組み立ては瞬間接着剤。いやぁ、ホント楽ちんです。写真手前の面に穴を開けて、ここに時刻合わせのスイッチを取り付けます。ガラクタ箱の中にトグルスイッチが転がっていたので、これをつかいます。ACアダプタソケットは、100円ショップで購入したディスプレーケースの台座に取り付けます。この台座に基板を固定して、箱はかぶせるだけにする予定です。メンテナンスしやすいでしょ?

NTCKPP  
1.計画をたてる。 (Done)
2.完成形を想像する。(Done)
3.採寸する。 (Done)
4.筐体のデザインを決める。(Done)
5.筐体のCADデータを作成する。(Done)
6.ハンダ付けの練習をする。(Done)
7.電源ユニットを作る。 (Done)
8.時計ユニットを作る。 (Done)
9.ニキシー管をマウントする。 (Done)
9a.箱を作る。(Done)
10.つなげる。
11.点灯式
12.時間を調整する。
13.自慢する。

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