2007/05/23

わたあめ製造機を購入


 家内の誕生日に、わたあめ製造機「あめdeわたあめ」を購入した。
このマシーンの素敵なところは、「あめだま」をわたあめにすることができるのだ。つまり、「南天のど飴」を投入すると、南天のど飴のわたあめができるのだ。

 家内は、無類のお菓子好きで、三度の食事よりも三時のおやつが好きなくらいである。わたあめ製造機も以前から購入候補にあがっていたくらいだ。しかし、わたあめ製造機は、業務用で安くても中古で7万円。素人が手を出せるレベルではない。しかも、ザラメしか使えない。

 そこで、この「あめdeわたあめ」である。なにしろ市販のあめだま、キャンディーが材料である。ザラメだけしか使えない業務用とは違い、いちご味やめろん味が楽しめる。なんて素敵な商品なのだろう。


 早速12種類の飴玉を購入してきた。説明書には、乳製品の入ったものはダメ、ツブツブが入ったのはダメ、シュワシュワパウダーが入ったのはダメ、キャラメルとかねちっとしたのははダメって書いてあるので、「ミルキー」を試したかったけども、初日に不具合を引き起こす危険性は回避した。
 この12種類をそれぞれカテゴライズすると、黒みつ・はっか・純露の「オーソドックス系」。パイン・レモン・くだものの「フルーツ系」。緑茶のど飴・ホールズの「のど飴系」。塩飴・男梅の「チャレンジ系」以上4つに分類できるかと思う。

 なんでも新しいものを初めて使うっていうのは、たまらなく「実験心」をくすぐる。どんな仕組だろうか、ホントにできるんだろうか、この飴だとどんな感じになるんだろうか・・・。たまらなくわくわくする。


 さて、作り方だけども、桶の真ん中に、飴玉をぽとんと落として、スイッチを入れると、しばらくすると、きらきら光った繊維があつまり始める。どんどん糸が増えていって、みるみる綿ができあがる。
 飴玉がわたあめになるのを、目の当りにすると、なんか、笑いが止まらなくなる。っていうか、なんで今まで誰も考えつかなかったのだろう。なんで露天のおっちゃん達は、ザラメに拘っていたんだろう。いちご味のドロップとかを砕いて使えば他店と差別化が図れて売上げ倍増するのに。そうそう、幼いとき、露天のわたあめで、ピンク色と青色と白が売っていたが、僕は小学校半ばくらいまで、ピンクはいちご味、青はメロン味だとばかり思っていた。そもそも、露天のおっちゃんがザラメを入れているのをみて、どういう仕組で綿ができるのか不思議で不思議でたまらなかった。

 こんな調子で、いろんな飴玉を試したりするわけだが・・・。

その1「純露」
 いわゆる普通の綿飴ができあがります。なんのヒネリもありません。普通です。普通だからといってつまらないわけではありません。いろんな種類を食べていく場合、ゼロポイントは重要です。
その2「黒みつ飴」
 黒みつ独特のほんのり香ばしい香りがフィーチャーされています。黒糖系の苦みが絶妙です。
その3「パインアメ」
 すっぱいです。しかしパインの香りが強いので、すっぱさは気になりません。むしろパインの味がうまく出ています。最高です。
その4「生レモン」
 めちゃくちゃすっぱいです。本来飴であることを忘れてしまうくらいすっぱいです。レモン汁の浸みた綿花を口に入れた感じです。この文章を書きながら口の中ヨダレまみれです。それくらいすっぱいです。でも、さわやかなので、許します。まぁ、こういうのもアリかなって感じです。ヤな感じはしません。
その5「ホールズ」
 最悪です。そもそもホールズはあまり好きではありません。なんか、薬品臭い感じがします。スースーするけど、あのホールズのコマーシャルのようなさわやかさはありません。むしろ毒です。これは毒なのです。

 とりあえず、この5つのレビューを書いてみましたが、結論として、わたあめにすると、「香り」「酸味」「苦み」「甘み」の順番で刺激が訪れるような印象をうけます。わたあめにすることで、甘みが弱くなるわけではないと思いますが、刺激性は衰えるようです。飴玉を口の中で溶かして受ける刺激と、綿状のものが口の中でとける刺激の違いかもしれません。ホールズのような「のど飴的」なものは、飴玉の場合、唾液でとけたものが喉の奥にじんわり広がる感じですが、綿状になったことで、舌の上で瞬時に溶けてしまうと、喉の奥に広がるよりも前に、鼻腔に抜ける方が速いのかと思います。だから、「のどの手前で効く」感じなのでしょう。でも、今度「南天のど飴」とか「浅田飴」とかチャレンジしてみようかと思います。なんか、実験材料のチョイスとイマジネーションだけで、結構楽しめるものだねぇ。



娘も初めてのわたあめを食べております。

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