2004/12/01

System of ..ecology.. power generation


 Jacquesのシッポは根元が茶色くなっていて、先っぽは白い。まるでチクワだ。
おやつを前にしたときや、僕が帰宅したときなんかは、そのチクワを小刻みにプルプル振るわせている。きっとうれしいのだろう。
  それにしても、感情を表す道具が、シッポというのも、犬っぽくてなんとなく安直で笑える。この安直な感情表現道具を利用して、なんとかJacquesも人 間様の役に立つことでもできないだろうかと、いろいろ考えてみた。だって、1センチくらいの歯のカスにしかならないようなちっぽけなジャーキーを見ただけ で、そりゃもうちぎれんばかりにシッポを振るのだ。こんな安直な動力源を無駄にするのはもったいない。
 そこで、犬を100頭くらい並列させて、 目の前に肉をぶら下げる。シッポを並列につなぎ、横に振動する動力にする。この横振動の動力にギヤを噛ませて、回転運動に変換する。これでモーターを回す のだ。ジャーキーを目の前にぶら下げて、数秒経ったら引っ込める。動力が弱くなったら、次は、骨をぶら下げる。時々、飼い主の写真を見せたり・・・。これ の繰り返しで、おそらく莫大な電力を得ることができるだろう。
 CO2削減のために犬を使うとは言っても、100匹の犬が運動することで排出され る二酸化炭素は、同じ電力を出した場合の火力発電所とどっちが多いだろう、とか、シッポを使うよりもベルトコンベアの上を走らせた方が効果的か、とか、動 物愛護団体からのクレーム処理の労力だとか考えると、やはり、Jacquesのシッポ発電は現実的ではないのは明らかなのだ。なぁんてことを、 Jacquesのプルプル振れるシッポを見ながら考えたりするのだが・・・。

 何か効果的なシッポ利用法はないものだろうか、と僕はいつもシッポを見るたび思っている。

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